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【婦人科系のガンとホルモンの関係①】
現在乳がんにかかる女性は15人に1人とも言われています。
この確立の高さは・・・・中学生の同窓会にて1クラスに1人の乳がん経験者がいるという驚異的な高確率です。
また危惧することが、乳がん発症年齢が低年齢化していることです。
30歳前後にて乳がんが発覚したと言う方が非常にたくさんいらっしゃいます。
乳がんが画像検査にて確認できるのが、乳がん発症から10年くらいかかるそうです。
ですから・・・30歳前後にて発覚された方は、20歳前後にて乳がん細胞が誕生しているという事になります。
乳がんの原因はたくさんありますが、とどのつまり女性ホルモンが関係いたしているという事は、ご専門の方々の中では常識とされることです。
まず人生にて・・・・最も最初に訪れる乳がんのリスクの大小は、小学生の時期にあります。
女性の生理が始まるのが一昔と比べて早くなったことです。
つまり・・・性的に早熟になったという事です。
生理が早く始まるという事は・・・・それだけ乳腺細胞がエストロゲンにさらされる期間が長くなるという事です。 エストロゲンとの拮抗関係にあるプロゲステロンというホルモンも関係いたしますが、話がややこしくなるので、ここでは割愛させていただきます。
エストロゲンは乳腺細胞組織にどのような影響を与えるのでしょうか?
乳腺細胞において、細胞を分裂させて未熟な細胞を増やしなさい・・・・と命令します。
細胞は、誕生していきなり自分の与えられた細胞としての仕事をするわけではございません。
一人前の仕事をする前に、人間と同じように、成長・発達の段階を経て、大人の細胞として成熟して初めて仕事をこなすことができるようになるわれです。これを細胞の「分化」と呼んでいます。
乳がんに限らずすべてのガンにて、ガンが発覚した時に細胞の組織検査にて、診断書に、高分化ガン・低分化ガン・・・などと記載されていると思います。
低分化ガン・・・比較的悪性度が高いガンで、細胞がとても未熟な状態。
高分化ガン・・・大人の細胞に近いガンで、ある程度正常な大人の細胞に
近い段階まで発達している。 低分化ガンに比べて比較的悪性度が低い。
エストロゲンの働きは、乳腺細胞に「細胞よ・・・子供を産みなさい!! 分裂しなさい!!」 と、命じるわけです。 その指令を受けた細胞は、せっせせっせと、子ども細胞を生み出していきます。
ガンと言う細胞は、細胞としての働き・役目をしない細胞です。
したがって幼稚な未熟な状態の細胞で、せっせと細胞分裂に関わることだけを行っていきます。
この未熟な細胞が集まった組織が・・・・
腫瘍です。 腫瘍が悪性化するとガンとなずけられるわけです。
したがって乳腺組織において、ガンの大本である未分化の細胞が増えていくことが乳がんの第1番目の発症プロセスなのです。
この細胞活動にエストロゲンが関与しているわけです。
初潮が早期に訪れると、エストロゲンにさらされる期間が長くなりますので、乳がん及び子宮ガンなどのリスクが高くなるのです。
では・・・何故現代女性の生理開始が早くなったのか…理由は2つ上げられます。
一つは・・・・高カロリー食の常食が原因です。 高カロリー食を常食すると、エストロゲン分泌が活発になるのです。 これがまず初潮が早くなる原因に上げられます。
それと・・・もう一つは、生活が便利になったこと、外遊びをしなくなったことで、身体を動かすという遊びを通しての運動習慣が激減したと・・・・エストロゲンは運動を行うと、分泌量が減少します。
この2点が乳がんの、人生にて最初のリスクを高めてしまう「初潮の時期を早めている」わけです。
女の子をお持ちのお母様は・・・幼児期から、どうかこの2点を家庭にて管理してあげてください。
乳がんのリスクは・・・すでに小学生の時期が影響しているわけですから…
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