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塩と高血圧について

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■塩と高血圧について

ネットにてよく塩と高血圧の論議を

見聞きいたします。

塩を多くとると血中の塩分濃度があがり、

それにともない水分量が増えることで血圧が

上がる。

しかし、塩に重きを置く方は、血液中の水分量が

一時的に増え血圧を高くするが、すぐに排泄され

血圧は上がらない…・と、指摘する。 

 俗世間ではこのように論議されています。

本当のところはどうなのだろう?

思わぬところに、塩と血圧の1つの真相が

明らかになりましたのでご紹介いたします。

 2017年11月15日にドイツ・ベルリンの

マックスデルブリュックセンターと

シャリテ病院の「塩と高血圧」に関しての

研究論文が、ネイチャーに記載されました。

 

この論文によると、塩分を多く摂取すると、

血圧は上がる。

しかし・・・そのメカニズムが面白いのです。

 高塩分食を行うと、塩分に反応する腸内細菌が

いるらしく、その結果腸内細菌叢のバランスが

変動する。

 

そして、各腸内細菌群の勢力図が変わり、

特定の乳酸菌が減少するそうです。

 そうなることで、白血球のリンパ球が

活性化して炎症を引き起こす。

(この白血球はヘルパーT細胞17)

なぜ、この白血球が増えると高血圧に

なるかという、順序立てた記述はありません

でしたが、確かに血圧は上がるそうです。

 

ところが・・・・通常食より意図的に6グラム多く

塩分摂取して高血圧状態になった人間に、

塩分量はそのままにして、特定の乳酸菌

(例えばロイテリ乳酸菌株)を投与すると、

血圧が下がったそうです。 

また、この白血球も活性が抑制されたと論文に

て発表しています。

 

という事は、塩そのものの直接的な作用では

なく、それがきっかけとなり、またしても

腸内細菌群のバランスを介して、特定の

白血球が活性し血圧上昇するという事に

なりますね。

 とても人間の身体は複雑ですね。

塩の量はやはり適切な範囲内の摂取が

いようですね。

 

ただし・・・高血圧になるかならないかは、

腸内細菌のバランスが決め手のようです

ので、やはりいい腸内環境を保ちたいですね。

 

長寿県でトップクラスとなった長野県。

あいかわらず塩分摂取量もトップクラス。

 しかし・・・野菜の摂取量もトップクラス。 

それに加えて行政も運動習慣を持つことに

力を入れ啓蒙しているようです。 

 これを参考にすると・・・

塩の量だけではなく、食生活全体と

運動するかどうかが、大事なようにも

思えますね。

 

ちなみに・・・この白血球の

ヘルパーT細胞17は、リウマチや

自己免疫疾患にも関係しているそうので、

それらの疾患の方は、塩分に気を

付けたいですね。

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