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【バランスのよい低脂肪食は閉経後女性の乳がん死亡リスクを軽減】
こちらにご相談に来られる乳がん患者さんの多くから、糖質とガンについては、よく質問をうけます。
今回のこの研究は、乳がん発症と脂肪に関しての、アメリカの報告です。
男性と比較して、女性は「乳製品由来の脂肪」を好む傾向があるように見受けられます。
珈琲や紅茶にたっぶりのミルク・・・・パスタも乳製品入り・・・シチューも女性の方が好む傾向があるように感じます。 ケーキなどの洋菓子も脂肪たっぷり・・・・
これに対して男性は、動物性の肉に含まれる脂肪を好む傾向がありますね。 焼肉や焼き鳥・ソーセージなどなど。
男性も女性も・・・脂肪の摂取と質は気を付けたほうがいいですね。
以下・・・米国臨床腫瘍学会の報告の要点です。
■乳がんの既往歴のない約49,000人の閉経後女性を対象とした結果、果物、野菜、穀物を毎日摂取する低脂肪でバランスの取れた食事療法を行った女性は、全体的に高脂肪の通常の食事を続けた対照群の女性よりも、乳がんによる死亡リスクが21%低かった。
■毎日のカロリー摂取のうち、脂肪が32%以上を占める通常の食事群と、毎日の食事で野菜、果物、穀物を1回以上摂取するとともに脂肪摂取をカロリー摂取量の20%以下に減らした食事群との比較。
■研究者によると、バランスの取れた食事を維持した患者は、平均3%の体重減少があったが、体重減少は死亡リスクに影響しなかった。
■バランスの取れた低脂肪食群では、乳がん以外の他の疾患での原因による死亡リスクが15%軽減した。
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